これは ThinkPad を衝動買いした時の install 日記です。 かなり悪戦苦闘しましたが、無駄なことも多く、参考になるかどうかわかりませんが、 まぁ見てください。
1.3 では PCMCIA は正式にサポートされているので話がちょっとちがいます。 微軟との決別編にまとめましたが、 何にもなしからの install とは違うので参考になるかどうかはわかりません。
まず下準備です。
fips.exe
を取ってきてそれを動かしましょう。
結局私は Win95 に 500MB与えてやることにしました。残りのところを
fdisk
で*とりあえず*拡張DOS領域にしてやり、リブートを
かけた後(なんで、こんなことでいちいちりぶーとせなあかんかなぁ...)
フォーマットします。 適当に disk をチェックした後、拡張パーティションを
領域解放します。pfdisk.exe
でさっき解放した拡張パーティションを
NetBSD(ID 165)に与えてやります。シリンダ数、トラック数、セクタ数を
メモりましょう。私の場合、それぞれ 1023, 64, 63 でした。ちなみに
実際の値は多分 4096, 16, 63 だと思います。:-) 4シリンダはどこに
いったんだろ?
さて、いよいよ真打ち NetBSD の登場です。(^_^)
7 partitions: # size offset fstype [fsize bsize cpg] a: 322560 1024128 4.2BSD 1024 8192 16 # (Cyl. 254 - 333) b: 403200 1346688 swap # (Cyl. 334 - 433) c: 3100608 1024128 unused 0 0 # (Cyl. 254 - 1022) d: 4124736 0 unused 0 0 # (Cyl. 0 - 1022) e: 1008000 1749888 4.2BSD 1024 8192 16 # (Cyl. 434 - 683) f: 560448 2757888 4.2BSD 1024 8192 16 # (Cyl. 684 - 822) g: 806400 3318336 4.2BSD 1024 8192 16 # (Cyl. 823 - 1022)最初の 254 cylinders が Win95 です。
[tera]/usr/src/NetBSD-pcmcia/usr/src/tars% l base12G.aa base12G.af comp12G.ad man12G.aa ssrc12G.ac text12G.aa base12G.ab base12G.ag comp12G.ae misc12G.aa ssrc12G.ad base12G.ac comp12G.aa etc12G.aa misc12G.ab ssrc12G.ae base12G.ad comp12G.ab games12G.aa ssrc12G.aa ssrc12G.af base12G.ae comp12G.ac games12G.ab ssrc12G.ab ssrc12G.agいよいよ multi user mode での boot です。 記念すべき /var/log/messages の先頭
dmesg
でも
でてくるし、ifconfig
で違うメディアにすると、カードの
電気をつけたり消したりできるのに!仕方がないので UUCP
で
ファイルを転送することを検討しはじめました。:-)
UUCP
なんて使ったことは
もちろん、使っているのをみたことさえありません。うぅん.... ここは
とりあえず、マニュアルをもう一度見直すことにしました。すると真中より
後になったあたり(5-8)に...
I/O Base Address .... .... The I/O Base Address range is from 200h to 3A0h and is assigned by Card Services. If you are not using Card Services, the default is 300h.という文章があるじゃないですか!そうです、Win95 では Card Services が あるために、別のアドレスになっているだけで NetBSD ではデフォルト値を 使わないといけないのです。なるほど、kernel configuration file PCMCIA が
ep0 at pcmciabus? port 0x300 size 0x10 irq 10 slot ?
ifconfig
して、
てらの /etc/exports
を
変更し、てらのディスクを
mount
してひたすらコピーしました。
xf86config
でXF86Configを
作成してやるだけです。こんなXF86Configを
使えばあっさり XF86_SVGA
が立ち上がってしまいました。
いまの X の起動画面(30kB).
ちなみにバッテリーの状態を示す xbatt を動かすためには
TERA patches for applications の
中にあげてあるパッチが必要です。
XFree86 3.3.2 は上記の XF86Config では動きません。 こっちの 新しいやつをどうぞ。(1998/07/24)
最後に NetBSD で使うときの怪しげな振舞いについてまとめておきましょう。
precmd () {echo -n "\e="}という風に定義して回避しています。
最近の NetBSD (1.3H) だと network card を ifconfig ep0 down
としておとしてやれば安全にハイバネーション出来ます。modem の方は
必要なときしか動いていないので気にする必要はありません。(1998/11/12)