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5日目

目標

課題

提出課題


課題 13

グラフ作成

以下の表は国勢調査から 北陸3県の人口の推移を抜き出したものである。 北陸3県の人口の推移を視覚的にとらえられるようにグラフ化せよ。

北陸3県の人口の推移 (千人)
福井 石川 富山
1960年 753 973 1,033
1970年 744 1,002 1,030
1980年 794 1,119 1,103
1990年 824 1,165 1,120
2000年 829 1,181 1,121

グラフの作成方法

  1. データを準備する

  2. 領域の選択

    グラフとして表示したい範囲を選択して、グラフウィザードを起動する。 グラフウィザードを起動するには標準ツールバーのアイコンgraph wizard iconを クリックするか、「挿入(I)」→「グラフ(H)」等を利用する。

    まず、練習のために、年度と福井県のデータ(A2:B7)を選択して起動してみよ。

  3. グラフ種類の選択

    右のような画面が表示されるはずである。

    作成したいグラフの形式を選択する。どのようなグラフになるかは 「サンプルを表示する(V)」を押すことによって確認できる。

    本課題では「集合縦棒」グラフを選択する。

    選択が終われば、「次へ>」をクリックする。

    1st step
  4. データの確認

    グラフとして利用されるデータの確認および修正を行う。

    「系列」タブを選択すると右のような状態になる。

    系列とはグラフとして表示される一連のデータをいい、「項目軸」とは (本練習の場合)横軸として用いられるデータをいう。

    「追加(A)」や「削除(R)」をクリックすることで、データの追加/削除を行うこともできる。 追加をクリックし、石川県、富山県のデータを追加してみよ。 なお、「値(V)」欄を指定する際には、表題部分を除いたデータのみを指定しなければならないことに注意する。

    確認/修正が終われば「次へ>」をクリックする。

    2nd step
  5. グラフオプションの選択

    それぞれのタブを選択し、各項目の意味を理解する。

    グラフタイトルを「北陸3県の人口の推移」、項目軸を「調査年度」、 数値軸を「人口(千人)」と設定せよ。

    設定が終われば「次へ>」をクリックする。

    3rd step
  6. グラフの挿入形式の選択

    グラフの作成場所を指定する。 独立のシートとして作成する場合は「新しいシート(S)」クリックした後、そのシート名を指定する。 既存のシートに挿入する場合は「オブジェクト(O)」を選択し、挿入するシート名を選択する。

    4th step
  7. 作成したグラフの修正

    完成したグラフの構成要素を選択し、右クリックすることにより関連項目のメニューが出てくることを確認し、 適宜修正を行う。

    右で示すようなグラフになるよう、各自修正してみよ

    graph
  8. グラフの再利用

    作成したいグラフを再利用したい場合(たとえばワード文書への貼付け)は、 グラフ全体を選択したあと、コピー操作を行い、目的のソフトウェアで貼り付け操作を行うことで可能である。


グラフの主な構成要素
グラフエリア
グラフ全体を示す。 グラフエリアのサイズを変更すると含まれる構成要素すべてが均等に拡大/縮小される。

プロットエリア
実際にグラフが描画されている領域を示す。

項目軸ラベル
横軸(X軸)の説明用ラベル

数値軸ラベル
縦軸(Y軸)の説明用ラベル

軸目盛りラベル


数値軸目盛ラベル
縦軸に表示するデータに関する設定を行う

凡例


データ系列
各描画されているデータ。表示されている形式の変更もできる

一般的なルール


課題 14

成績分布の表示(ヒストグラム)

シート「課題11」をコピーし、シート名を「課題14」に変更する。 学生の点数(素点)の 5点ごとの分布を求め、ヒストグラム(縦棒グラフ)を描け。 あらかじめ、素点の最大値、最小値を求めた上で適切な範囲を選ぶこと。 ただし、度数分布の計算には FREQUENCY関数を利用すること。


複数の返り値を持つ関数の利用

関数 FREQUENCY は、分類を行うデータ群(データ配列)と、区切りとして用いる複数の値(区間配列)を引数に取り、 それぞれの区切り値を最大とする区間に含まれるデータの個数を配列として返す。 そのため、関数の結果は単一セルではなく、複数のセルにまたがることになる。 このような関数を呼び出す場合には、関数の呼び出し方法が前回までと少し異なり、次のようにする必要がある。

  1. 結果が代入されるセル全体を選択した後、関数貼り付けを実行する
  2. 前回までと同様の方法で、引数を適切に設定する
  3. Ctrl+Shift+Enterで、確定作業を行う

なお、得られた度数分布値それぞれのセルを削除することはできないため、 結果を削除するには「結果が含まれるセルすべて」を選択した後に行う必要がある。


結果の例


課題 15

回帰分析

次のデータは男女各8人についての、身長、体重の測定結果である。 散布図を作成した上で、男女別に回帰直線をもとめ、グラフ中に 求められた回帰直線と回帰式を表示せよ。 その際には回帰計数の数値の桁数などを適正に設定し、見やすい図を作ること。

男子 女子
出席番号 身長(cm) 体重(kg) 出席番号 身長(cm) 体重(kg)
1 166.4 62.6 1 162.4 57.9
2 164.4 61.1 2 158.7 55.6
3 177.5 81.0 3 161.5 57.6
4 164.1 62.9 4 158.7 55.4
5 173.8 74.6 5 156.3 52.6
6 176.3 75.8 6 154.7 51.3
7 171.4 73.6 7 160.2 57.2
8 173.6 76.1 8 156.2 51.2

散布図

散布図とは二変数を縦軸・横軸に取り、データをカテゴリー化しないでプロットしたものを言う。 散布図により、相関関係を視覚的にとらえることができる。

エクセルでグラフの種類を「散布図」とすることで、 通常のグラフ作成と同様の手法で散布図が作成できる。


回帰分析

回帰分析とは、変数間の関係式を与えられたデータから推定して、予測や検証に役立てる統計手法を言う。

エクセルのグラフを用いて回帰分析を行うためには、分析を行いたいデータ系列を選択後、 「近似曲線の追加」を実行する。 種類では適切な(適切と思われる)関数形を選択しなければ、意味のない回帰式が得られるので注意すること。


宿題 1

グラフをもちいた簡単なレポートを作成する

以下の操作を行え

  1. シート「課題9」をコピーし、「宿題1」と名称を変更する
  2. 日付と気温、日付と降水量についてグラフを作成する。 それぞれ、適切と思われるグラフ形式を選択すること。 ただし、3地区のデータをまとめてグラフ表示すること。その際、地区名を凡例として表示する。 グラフ作成時には適切なタイトルを設定し、見やすいフォントを選択すること。
  3. 3地点の気温と降水量の特性を考察し、結果をワード文書として作成する。 文書の適切な位置にエクセルで作成したグラフを埋め込むこと。 また、各グラフの形式を選択した理由も明記すること。
  4. ページ書式やヘッダを設定し、学部名、学籍番号、 氏名を明記するなどレポートの体裁を整えた上で印刷して提出する。

提出期限は 5/18の授業終了時までとする


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tacha@tack.fukui-med.ac.jp
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