プログラムを書くための小道具(2)


変数の中身を表示させる

変数の中に入っている値を参照するには、printfを利用するのが簡単である。 第1日目から使用した printf は書式(format)と変数を指定すると、書式にしたがって変数の中身を表示する。

第1日目は、二重引用符(Double quotation, ")の間に書いた文字が、 そのまま表示されていたが、変数の中身を表示したい場合は、 変数を表示したい部分に % から始まる特別な文字列を入れる。 たとえば、変数 iの中身を 「i = 」 の後ろに2桁で表示したい場合は 次のように書けば良い。

printf("i = %+02d\n", i);

この % から始まる文字列のことを書式指定とよぶ。 書式指定はman 3 printf として参照できるマニュアルに現れる言葉に従うと

%[フラグ文字][フィールド幅][. 精度][長さ修飾子]変換指定子

と書くことができる。

利用例

examples/kadai02/test_printf.c
/* test_printf.c */
#include <stdio.h>

int main() {
        int i;
        double t;

        i = 12;
        t = 314.15926535;

        printf("i = %d\n", i);

        i = 35;
        printf("i = %d\n", i);
        printf("i = %1d\n", i);
        printf("i = %2d\n", i);
        printf("i = %5d\n", i);
        printf("i = %05d\n", i);
        printf("i = %o\n", i);
        printf("i = %x\n", i);
	printf("i = %c\n", i);

        printf("t = %f\n", t);
        printf("t = %e\n", t);
        printf("t = %6.2f\n", t);

	printf("&t = %p\n", &t);
}

戻る
表紙


tacha@tack.fukui-med.ac.jp
$Id: printf.html,v 1.3 2006/11/23 21:53:34 tacha Exp $