ThinkPad 560E を買ってからはや二年、家にもう一台計算機が欲しい状況になってしまった(理由は内緒) ので、また ThinkPad を買ってしまいました。 他にもいろいろ候補はあったんですが、やっぱり TrackPoint って気持ちいいので ThinkPad しか残りません。もうちょっと安ければいいんですけどね。 今回はThinkPad 570(2644-AA7) にしました。というわけでPart I と同じような インストール日記です。あんまり NetBSD に関係ないかも。(^^; |
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1999年8月19日
8 partitions: # size offset fstype [fsize bsize cpg] a: 511245 516915 4.2BSD 1024 8192 16 # (Cyl. 547 - 1087) b: 615195 1028160 swap # (Cyl. 1088 - 1738) c: 12078045 516915 unused 0 0 # (Cyl. 547 - 13327) d: 12594960 0 unused 0 0 # (Cyl. 0 - 13327) e: 2047815 1643355 4.2BSD 1024 8192 16 # (Cyl. 1739 - 3905) f: 2047815 3691170 4.2BSD 1024 8192 16 # (Cyl. 3906 - 6072) g: 2047815 5738985 4.2BSD 1024 8192 16 # (Cyl. 6073 - 8239) h: 4808160 7786800 4.2BSD 1024 8192 16 # (Cyl. 8240 - 13327)です。 シリンダ数がえらい大きいですが、これは NetBSD でのディスクジオメトリで 表示されてるからです。
df
の出力はこんなん。
Filesystem 1K-blocks Used Avail Capacity Mounted on /dev/wd0a 247173 120453 114361 51% / /dev/wd0h 2325195 3083 2205852 0% /var /dev/wd0e 990160 438010 502642 46% /usr/local /dev/wd0f 990160 56007 884645 5% /usr/X11R6 /dev/wd0g 990160 290 940362 0% /var/users/usr/X11R6 を焼いとかなかったのは失敗。デフォルトだとほとんど何にも 遊べません。
config.sys
だと立ち上がらない。一緒に作った bootable floppy の
config.sys
だとうまくいく。うぅん、謎だけど別に急ぐわけでもないから
いいや、と放置することにする。(対処方法発見しました。)
さらに、Windows に日の目を見させずに消してしまったので
ThinkPad の設定プログラム PS2
も無いことに気付く。今後の課題だな。
(解決しました。)
1999年8月20日
日本NetBSユーザーグループの
設立総会出席の
ために東京にお出かけ。とりあえずぷらっとホームに
出かけて3Com Megahertz
10/100 LAN+56K グローバルモデム PC カード (3CCFEM556B-JP)ってのを
認識しないかもなと思いつつ買ってみる。お値段は 33,800円(税別)。
ホテルに帰って試してみたらやっぱりダメ。こんなふうにおっしゃる。ぶぅ。
3Com, Megahertz 3CCFEM556BI, A, 001 (manufacturer 0x101, product 0x556) function 0 not configured
1999年8月21日
日本NetBSDユーザーグループの
設立総会出席。
午前中にあった運営委員会には遅刻してしまった。(ごめんなさい)
総会にやってきた谷口君にみせびらかす。
晩にはぶちゃにもみせびらかした。
1999年8月23日
CardBus 対応にしたら何か変わるかなと思って
ftp://nandra.iri.co.jp/pub/NetBSD/CardBus/から
CardBus-1.4-990801.tar.gzを
取ってきて試してみる。なんか当てる前より状況悪化。
(ブートログ。)
とりあえず、戻す。
1999年8月24日
とりあえず CardBus 対応の話が流れているらしい
NetBSD PCMCIA Mailing List を
subscribe。
1999年8月26日
カーネルのバッファを増やして bootlog を完全にとるのに成功。
1999年8月27日
NetBSD PCMCIA Mailing List に
動かないと言ってみる。CardBus が動かないのは知らないチップだからだとか。でも、3CCFEM556B 用の
パッチというのを加藤さんから頂きました。無事認識して LAN も modem も使えるようになりました。
ありがとうございます。3C589D に対してはちょっと問題ありかもとお知らせしたところ、
対応して下さいました。なおこのパッチは、後日
kern/8331として
send-pr されてます。
kern/8331 は 1999年10月12日に current へ merge されました。
1999年9月 1日
やたらと uvm_fault(0xf02638a0, 0xfb3ee000, 0, 1) -> 1
とかいって
パニックするようになる。増設メモリを外すと落ち着くのでメモリが壊れたのかな?
なんかメモリをテストする方法ないんかなとgooで検索。
こちらで
memtest-x86 1.4a なる物を発見。フロッピードライブが手元にないので手近なマシンで動作確認。
当然ながら問題なし。家に帰って久しぶりにフロッピーをつないで boot。試してみるとエラーが
続出。ぶぅ。
1999年9月 6日
メモリを外してほっておくのはあまりにも悔しいので
I-O Data サポートセンターに
連絡。
1999年9月 7日
I-O Data サポートセンターから
返事。接触不良などがないか再度確認して、問題がある場合、在庫があれば交換してくれる、
なくても修理してくれるとの事。交換希望ならばそのもう明記して保証書同封でサポートセンターに
送り返せとの指示。なんと、着払 OK。早速おうちに帰ってもう一度メモリをはめて memtest を実行。結果はおんなじ。
1999年9月 8日
メモリ、I-O Data サポートセンターに
におかえり。着払なので、袋代(100円)のみ。
1999年9月11日
代替メモリ到着。うぅん、素早い。
1999年9月15日
お休みだし、天気は悪いし、同居人はいないしと現実逃避をかねて少し戯れてみました。
config.sys
の
一行目 DEVICE=EMM386.EXE ...
が悪いみたい。闇雲にオプション変えてみても
当然ダメ。
EMM386.EXE
をやめてDEVICE=HIMEM.SYS
に
変更。ブートするようになりました。
dconfig.sys
と
autodos7.bat
を作ってリブート。内容はこんなん。
----- dconfig.sys ----- device=c:\drdos\himem.sys SHELL=c:\COMMAND.COM c:\ /E:512 /P:AUTODOS7.BAT BREAK=OFF BUFFERS=15 FILES=20 FCBS=4,4 LASTDRIVE=C HISTORY=ON,512,ON devicehigh=c:\fontx\$fontx.sys /p=c:\fontx\ devicehigh=c:\dispv\dispv.exe DOS=HIGH,UMB ----- autodos7.bat ---- @ECHO Off PATH c:\drdos;c:\bin;c:\THINKPAD\;c:\ VERIFY OFF PROMPT $P$G SET PS2MSG=c:\THINKPAD\PS2.MSG rem chej jp > nul
PS2
を試すことができる。でも、ハイバネーションファイルを
作ろうとして、ps2 hfile c
をやると出来ない。慌ててマニュアル確認。
確かにない.... さらに、内蔵モデムを殺すってのも出来そうにない。今後の課題だな。
1999年9月16日
PS2
があったんやから、ハイバネーションファイル作成プログラムも
あるんじゃないか?ともう一回 IBM の WWW をごそごそ。発見。
99/05/21 ThinkPad 570 スタンドアロン・ブート用 ハイバネーション・ユーティリティ V4.03A
ってのがそれ。落してくると、起動用ディスクができて、勝手にハイバネーション
ファイルを作ってくれた。これで、もう安心。:-)
前のThinkPad 560Eと違って名前は save2dsk.bin
みたい。
1999年10月 4日
いろんなメールに混じって某社より原稿依頼。
「NetBSD を使った快適なダイアルアップPPP接続環境の設定方法」という
テーマらしい。うぅん、この雑誌本編は見たことあるけど、別冊は見たことないなぁ...
ま、面白そうだから相談して良さそうだったら引き受けよう。
1999年10月 5日
ボスから許可をもらう。というわけで、〆切前のお出かけはキャンセル決定。
1999年10月 7日
1st draft 送付
1999年10月11日
2nd draft 送付
1999年11月 1日
ThinkPad 570 の
音源ボード Cirrus Logic社の
CS4280 が
NetBSD で使えないのがシャクなのでドライバを書き始める。参考にしたのは
ALSA Poject の ftp site
ftp://ftp.alsa-project.org>/
pub/manuals/cirrus.
1999年11月11日
CS4280 でなんとなく音はなるようになった。myu.au なら OKだけど、長くなるとダメ。
DMA transfer について理解してないのが問題なんだろうな。netbsd@re.soum.co.jp に
聞いてみる。
1999年11月12日
/sys/dev/audio.c をちょこちょこっといじると mpg123 で CD から吸い出した
音楽が鳴るようになる。でもこれって正しいんだろうか? netbsd@re.soum.co.jp から
返事がないので NetBSD の偉い人に直接メールを書いて聞いてみる。
1999年11月15日
NetBSD の偉い人から返事が来る。やっぱり良くないそうな。「代わりにこうしたら?」
という提案もあるので、採用することにしよう。
1999年11月18日
再生はマトモになったみたいなので、もらった test program を試す。panic. :-(
これって私が悪いのかなぁ... まとりあえず対応するコードを入れる。
1999年11月19日
test program の無音テストが全然ダメ。それから play.gain の設定もできないし、
mmap もできない。
1999年11月28日
録音が何となくできるようになる。
1999年11月30日
偉い人からのヒントで無音テストに成功。
1999年12月02日
偉い人にコードレビューの為に現状のソースを送る。
ALSA driver を書いた人に 「バグ発見したよ」「MIDI の情報持ってない」とメール。
FreeBSD 用のソースをくれるけど、やっぱり良くわからんし、相変わらず MIDI は
ならない。データが出てこないのよね。
1999年12月08日
suspend した後にならなくなる問題を解決。あんまり美しくはない。
1999年12月10日
current-users で ThinkPad 570 を使ってる人が、audio が使えないと嘆いてるので
「あるでぇ」とメール。がさがさ取りに来る人がいっぱい。
1999年12月12日
偉い人から KNF に直したのと、Macro 定義したソースが返ってくる。定数に
なんか名前をつけたら commit してくれるそうだ。
1999年12月14日
NetBSD-current に merge される。