7日目 9日目

8日目

目標

課題



復習

ゴールシーク

7日目を参照のこと。 式で関係付けられていないと問題として成立しないので、値を入れているのか式を入れているのかを確認すること。


課題 18

ソルバー

自己資金1000万円以下、毎月支払額が10万円以下の条件で最大いくらの物件を 購入できるかについてソルバーで分析せよ。既定値は赤い数字だけ。 他は式が入り、ライトブルーにソルバーを適用する。

物件金額 31,985,247
自己資金 10,000,000
借入金額 21,985,247
返済期間 35
年利 4.20%  
毎月支払額 100,000
年間支払額 1,200,000
年収 6,000,000
年収に対する割合 20.00%  

ヒント

目的セルは、物件金額、目標値は最大値、変化させるセルは物件金額と自己資金、 制約条件は、自己資金 < 10,000,000 と毎月支払額 < 100,000。


「ゴールシーク」では独立変数が一つの場合しかできなかったのに対し、 「ソルバー」では、複数の独立変数に対して最適値を求めることができる。

注意
「ソルバー」は標準ではインストールされていないので、「ツール」メニューに 「ソルバー」メニューがない場合は、「ツール」→「アドイン」を選択し、 ソルバーアドインを登録する必要がある。演習室の場合はすでに行われているので必要はない。


「ゴールシーク」と同様に、セルに数式を代入後、「ソルバー」を起動し、 目的セル、目標値、変化させるセルを設定する。

solver1

制約条件の追加を選択し、制約条件を設定する。

solver2

終われば「OK」。

solver3

「実行」により解の探索が行われ結果が表示される。

solver4

ここで「レポート」を作成させると別シートに解の探索に関するレポートが作成される。


問題 1

鶴亀算

鶴とカメがいて、頭の合計と足の合計からそれぞれ何羽(匹)いるかを求める問題として有名。 原形は今から1800年ほど前の、中国 漢・晋の時代の《孫子算経》の中に見いだせる。 元々の文章である次の問題を解け。

「今有雉兎同籠 上有三十五頭 下有九十四足 問雉兎各幾何」
(いま、キジとウサギが同じ籠に入っている。上には35の頭があり、下には94の足がある。 キジとウサギはそれぞれ何羽いるか?)

問題 2

線形計画

市場で売られている4種類の肥料 A,B,Cを混合して窒素、リン酸、カリが それぞれ 9%以上、13%以上、7%以上含まれている肥料を 100kg作りたい。 各肥料中の成分含有率(重量%)と 1kg 当りの価格は次の表の通りである。 費用がもっとも少ない混合方法を求めよ。

肥料の種類 窒素(%) リン酸(%) カリ(%) 価格(円/kg)
3 9 6 50
18 20 18 150
0 0 0 10

問題 3

線形計画 (2)

市場を調査した結果、肥料Dとして次のような成分含有量および価格の肥料が見つかった。 肥料Dを考慮して、混合方法を再考せよ。

肥料の種類 窒素(%) リン酸(%) カリ(%) 価格(円/kg)
13 7 5 70


tacha@tack.fukui-med.ac.jp
$Id: 08.html,v 1.4 2003/06/15 06:32:48 tacha Exp $