課題
手引き資料に従って家計簿シートを作成しなさい。
「分析表」シートでは、費目別の合計を求める必要がある。 このように、ある条件を満たすものだけを対象としたデータ処理を行う関数として、 関数分類「データベース」に含まれるDAVERAGE, DSUM等が用意されている。
条件の設定方法は課題21で行った、フィルタオプションでの条件設定と同じである。
DSUMを起動すると、入力画面として次のようなものが表示される。
「Database」欄に、計算を行いたい表全体を、「フィールド」欄に、計算を行いたい列を、 「Criteria」欄には、条件が設定されている領域を指定する。 上の例では「シート 1月の A20:G200」のうち「金額」欄を、「F19:F20」で指定された条件に合うものだけを合計する事になる。
マクロとは(繰り返し行う)複雑な処理や煩雑な処理の操作を記録/記述し、自動的に実行する機能のことを言う。
エクセルでは、実際に処理を行って登録する「キーマクロ」と、 VBA(Visual Basic for Application)を用いて記述するマクロがあるが、情報処理A では「キーマクロ」のみを対象とする。
マクロでは、様々な処理を(意図しなくても)実行することができるため、エクセルはマクロを含んだファイルを開く際に 次のような警告を表示する。
これは、悪意を持った作製者が作成したマクロによるコンピュータの被害を防ぐ(マクロウィルスに感染する)のを 防ぐためである。 したがって、自分で作成したファイルや、内容が判っているものの場合にのみ 「マクロを有効にする(E)」を選択するようにすること。 特に、作製者のはっきりしないファイルや、メール等で送られてきたファイルを開く際には、安全であることを確認するまでは 「マクロを無効にする(D)」を選択するべきである。
「フォームボタン」を利用すると、作成したマクロを簡単に実行することが可能となる。 フォームボタンを作成するには「表示」→「ツールバー」から「フォームツールバー」を 表示するように設定する。
をクリックして選択し、ボタンを設置したい場所をクリックすると ボタンが作成され、そのボタンが押された際に実行するマクロを選択する画面が表示されるので、実行したいマクロを選択して「OK」を押す。