9日目 11日目

10日目

目標

課題


課題 21

抽出(フィルタ)

以下の表から次の操作を行え。

  1. 施設名順に並び替え
  2. 所在地が福井市内のものを抽出せよ
  3. 入場料が100円以下か勝山市に存在する施設を抽出せよ。(入場料が"-"の施設は含めない)
施設名 市町村名 住所 電話番号 入場料
福井県立歴史博物館 福井市 大宮2-19-15 0776-22-4675 100
福井県立恐竜博物館 勝山市 村岡町寺尾51-11 0779-88-0001 500
福井県立美術館 福井市 文京3-16-1 0776-25-0452 100
福井県立若狭歴史民族資料館 小浜市 遠敷2-104 0770-56-0525 100
福井県内水面総合センター 福井市 中ノ郷町34‐10 0776-53-0232 無料
福井市自然史博物館 福井市 足羽上町147 0776-35-2844 100
福井市立郷土歴史博物館 福井市 宝永3-12-1 0776-21-0489 210
福井県立総合グリーンセンター 坂井郡丸岡町 楽間15 0776-67-0002 無料
福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館 福井市 安波賀町4-10 0776-41-2301 100
福井県立図書館 福井市 下馬町51-11 0776-33-8860 無料
松岡町立図書館 吉田郡松岡町 神明3-89-1 0776-61-7117 無料
丸岡町民図書館 坂井郡丸岡町 霞3-10-1 0776-67-1500 無料
福井市映像文化センター 福井市 田原1-13-6 0776-20-5030 -
ハートピア春江 坂井郡春江町 西太郎丸15-22 0776-51-8800 -
国立若狭湾少年自然の家 小浜市 田烏区大浜 0770-54-3100 -

入場料は常設展の一般の料金を記載した


抽出

エクセルでデータの抽出を行うには「フィルタ」機能を利用する。 エクセルで利用可能なフィルタ機能としては「オートフィルタ」と 「フィルタオプション」の2つがある。


小ネタ

ハイパーリンク

このページからコピーした表にはハイパーリンクが設定されているはずである。 このようなハイパーリンクを独自で設定したい場合は、「挿入(I)」→「ハイパーリンク(I)」を実行する。 削除するためには、設定されたハイパーリンク上で右クリックを行い、「ハイパーリンク(H)」→「ハイパーリンクの削除(R)」とたどる。


課題 22

条件付き計算と入力規則

次の表は、本店を福井に、金沢、東京、大阪、名古屋に支店を置く A 社の 1月から 3月までの経費一覧である。

4月以降も、引き続きこの表を利用していくことを考えて、次のように改良せよ。

  1. 「科目」や「請求支店名」に適切な入力規則を設定する
  2. 「科目」や「請求支店名」ごとの合計を求めることができるようにする (ただしピボットテーブル機能は利用せず、関数DSUMを利用すること)
科目 請求支店名 金額
1月 消耗品費 大阪支店 7,300
1月 新聞図書費 名古屋支店 1,200
1月 研修費 福井本店 13,000
1月 通信費 福井本店 600
1月 新聞図書費 東京支店 4,516
1月 旅費交通費 名古屋支店 800
1月 通信費 福井本店 540
1月 通信費 金沢支店 540
1月 新聞図書費 東京支店 1,260
1月 接待交際費 大阪支店 1,792
1月 消耗品費 東京支店 14,280
2月 旅費交通費 福井本店 400
2月 接待交際費 大阪支店 1,019
2月 消耗品費 福井本店 2,500
2月 新聞図書費 東京支店 2,500
2月 通信費 金沢支店 700
2月 通信費 福井本店 900
2月 接待交際費 名古屋支店 20,000
3月 消耗品費 大阪支店 3,200
3月 通信費 大阪支店 540
3月 消耗品費 金沢支店 4,500
3月 接待交際費 福井本店 15,000
3月 旅費交通費 東京支店 32,000
3月 新聞図書費 名古屋支店 2,500
3月 消耗品費 大阪支店 4,300

入力規則

あらかじめ、入力される内容が決まっている場合、 誤ったデータ入力を防いだりする目的で、セルに対する入力規則を 設定することができる。

入力規則を設定する領域を選択したあと、 「データ(D)」→「入力規則」を選択すると、次のようなウィンドウが表示される。

input rule 1

「入力値の種類(A)」としては、右のようなものを選択することができる。 もともとは、「すべての値」が選択されており、 どのような内容でも入力することが可能である。

「リスト」とは、配列に含まれるもののみの入力を許す形式である。 具体的には、ある領域にあらかじめ入力を許可する内容を列記しておき、 「元の値(S)」(リストを選択したときに現れる)に、その領域を指定する。

input rule 2
「エラーメッセージ」のタブを選ぶと、誤った入力が行われたときの振る舞いを 決めることができる。右の例では、入力エラーという名称のポップアップを作成し、 登録されていない科目名であると表示する。誤った入力を禁止するためには スタイルを「停止」に設定すること。 input rule 2

「入力値の種類」で、リストを選択した場合、そのセルがアクティブになると、 右横に▼が表示され、クリックすると右のように入力できるもののリストが 表示される。

input rule 2

なお、この入力規則は、セルにデータが直接入力された場合だけに有効であり、 すでに入力されているものや、数式の結果や貼りつけられたデータ、 フィルコマンドで入力された場合には無効である。

事後チェックのためには、「ツール」→「ワークシート分析」から 「ワークシート分析ツールバー」を表示させたあと、「無効データのマーク」を 実行する。


条件付き計算

特定の条件を満たすセルに対してのみ計算を行うには、分類「データベース」に 含まれる先頭が D で始まる関数を利用する。これらの関数は、先頭の D を除いた 関数名に対応しており、ある条件を満たすセルについての結果を返すものである。

例として、関数 DSUM を取り上げる。DSUM の引数は「Database」、「フィールド」、 「Criteria」の三つである。 「Database」欄に、計算を行いたい表全体を、「フィールド」欄に、計算を行いたい列を、 「Criteria」欄には、条件が設定されている領域を指定する。条件の設定方法は 課題21で行った、フィルタオプションでの条件設定と同じである。

Dfunc input

課題 23

ピボットテーブル

課題22の経費一覧のデータを、ピボットテーブルを用いて分析を行え。

合計:金額  
請求支店名 科目
A支店 研修費 13,000
  消耗品費 2,500
  接待交際費 15,000
  通信費 2,040
  旅費交通費 400
A支店 計 32,940
B支店 消耗品費 4,500
  通信費 1,240
B支店 計 5,740
C支店 消耗品費 14,280
  新聞図書費 8,276
  旅費交通費 32,000
C支店 計 54,556
D支店 消耗品費 14,800
  接待交際費 2,811
  通信費 540
D支店 計 18,151
E支店 新聞図書費 3,700
  接待交際費 20,000
  旅費交通費 800
E支店 計 24,500
総計 135,887

ピボットテーブル

クロス集計のような「複雑な」集計作業を行ったり、内容の分析を行う際にはエクセルの「ピボットテーブル(pivot table)」機能が利用できる。

  1. 「データ」→「ピボットテーブルとピボットグラフレポート」を起動

  2. データのある場所と種類(ピボットテーブル)を指定する。

    pivot 1
  3. データ範囲の指定(確認)

    pivot 2
  4. 作成場所の指定

    pivot 3
  5. 空の「ピボットテーブル」が挿入される

    pivot 4
  6. 「ピボットテーブルツールバー」から集計したい項目を目的のフィールドにドラッグする。 たとえば、列に「科目」を、行に「請求支店名」を、データに金額をドラッグしたのが下の図。

    pivot 5
  7. 書式の変更は「項目」をドラッグすることにより変更できる。不要な場合は「ピボットテーブルツールバー」へドラッグする。 ドラッグ中の状態はマウスアイコンの形で判別できる。
     
    data field データフィールド  data field 行フィールド  data field 列フィールド 
    data field ページフィールド  data field 外す場合 
  8. 列(行)に複数の項目をドラッグする事も可能。
  9. この例で「ページ」フィールドに「月」をドラッグすることにより、月別の集計を出すことができる。

やってみること

  1. ウィザードpivot table wizard iconを利用したレイアウトの変更(例:科目別集計を月別集計に変更してみる)
    なお、ウィザードは右クリックメニューなどからも起動できる。
    pivot table wizard layout image
  2. ドラッグによるレイアウトの変更
  3. 行列の入れ替え
  4. 数値の表示形式の変更(例:3桁ごとの区切り記号を入れてみる).
    右クリック後、「フィールドの設定」を選択する。
     
  5. データ集計方法の変更(例:合計を全体に占める割合に変更してみる)
  6. フィールド名の変更(例:「合計:金額」を「請求金額」としてみる)
  7. 支店ごとの金額の合計の作成
  8. (行)フィールドのアイテムの絞り込み(例:表示する店を福井と金沢の2店だけに変更してみる)
  9. (行)フィールドのグループ化(東京、大阪、名古屋を3大都市圏、福井、金沢を北陸地区としてまとめてみる)
     
  10. 各地区ごとの総計の表示(フィールドの設定で集計を指定する)
  11. データの詳細表示の設定および解除
  12. 月別の集計表の作成(ページフィールドの利用)
  13. データの更新(例:元の表で A支店の研修費の額を変更してみる)

9日目 表紙 11日目

tacha@tack.fukui-med.ac.jp
$Id: 10.html,v 1.1 2004/06/21 12:36:07 tacha Exp $