10日目 12日目

11日目

目標

課題


おねがい

情報処理センターでは来年度の「情報処理A」の SA を募集しています。 このコマからも 1名以上の推薦をするようにとの事ですので、希望者は まず、大垣内に伝えてください。

他の人に教えるという事はより深い理解への近道でもあります。 ぜひ、チャレンジしてみることを奨めます。

なお、SA についての詳しい説明を聞きたい人は、山川先生が説明してくださいますので、 山川研究室に行ってください。


課題 24

ちょっと復習 & 補足


入れ子の関数入力

関数の中から関数を呼び出す際には、次のような方法を取るとうまくいきます。 例として、次のようなデータから学生の成績をつけることを考えます。

A B C D E F
1 学籍番号 課題数
(25課題中)
宿題 1
(提出日)
テスト 1
(素点)
テスト 2
(素点)
単位
2 6184005 18 5/24 68 72  
3 6184013 12   58 0  
4 6184023 25 5/18 85 80  

「単位を出す」条件として次のようなものを決め、テスト2の右の列(F列)に 単位を出すかどうかを「○」または「×」と表示することを考えてみます。 参考のために、2行目のデータに対する条件式を () 内に表示してあります。

  1. 25課題のうち 20課題以上行っていること (B2 >= 20)
  2. 「宿題 1」が提出されていること (C2 <> "")
  3. 「テスト1」の素点が 55点以上あること (D2 >= 55)
  4. 「テスト2」の素点が 50点以上あること (E2 >= 50)

これを実現するためには次のような手順を踏むことになります。 (数式バーにも注目)

  1. 関数 IF の呼出

     
  2. 論理式入力欄を選択して、関数 AND を呼び出します。 表示されない場合は、最後の「その他の関数…」を選択して呼び出します。

     
  3. 関数呼び出しパレットが「IF」から「AND」に変わります。 数式バーでは「IF」に対する部分の表示が薄くなり、現在「AND」関数の入力中であることが示されています。

     
  4. 「AND」関数の引数を入力します。入力が終わっても「OK」を押してはいけません。

     
  5. 元の「IF」関数の入力画面に戻るには、数式バー中の IF の部分をクリックします。 そうすると、IF 関数をあらわす () と関数名の部分の表示が濃くなり、関数パレットが「IF」に戻ります。

     
  6. 「IF」関数の残りの引数を入力します。

     

なお、一度入力しおわったセルの関数の内容を修正する場合には、セルを選択後、数式バーの左にある「=」アイコンをクリックします。 関数が入れ子になっている場合、その関数名をクリックすることにより、関数パレットの表示が変わります。


フィルタオプション

条件の書き方

  1. 条件を設定する「見出し」を用意する。同一見出しを複数書いても良い。 ただし、「見出し」は元のデータの見出しと一致している必要がある。
  2. 複数の条件の「すべてを満たす」という場合(AND)は1行に条件を列挙する
  3. 複数の条件の「どれかを満たす」という場合(OR) は異なる行に条件を書く
  4. 条件の指定にはエクセルで利用できる比較演算子を用いることができる

考えるときは、各セルの値が演算子の左側にあると考えれば判りやすい。 また、先頭が比較演算子でない場合は "=" があると仮定される。

前回の授業時に私も間違えましたが、条件の入力されていない領域を 「検索条件範囲」に含めてしまうと、フィルタがかからないので注意してください。

エクセルで利用できる比較演算子
 演算子  意味
 =  等しい
 >  大きい
 <  小さい
 >=  大きいか等しい
 <=  小さいか等しい
 <>  等しくない

検索条件の例

課題21の表からの抽出例を示す。

  1. 所在地が福井市内

    市町村名
    福井市

  2. 所在地が福井市または松岡町

    市町村名
    福井市
    吉田郡松岡町

  3. 入場料が100円以上かつ 300円以下

    入場料 入場料
    >=100 <=300

  4. 福井市にある、入場料が100円の施設

    市町村名 入場料
    福井市 =100
  5. 入場料が100円以下または勝山市に存在する

    市町村名 入場料
    勝山市  
      <=100
      無料


ピボットテーブル

前回の内容

集計方法の変更

ピボットテーブルのデータフィールドの集計方法を変更するためには「右クリック」で 表示されるメニューの中の「フィールドの設定(E)」を選択する。 集計の方法として、選択できるものは、下のリスト1の通り。

   

「オプション」をクリックすることにより、「計算の種類」を選択できる。 「計算の種類」として選択できるものをリスト2に示す。

リスト1 リスト2
集計の方法(S) 計算の種類(A)
  • 合計
  • データの個数
  • 平均
  • 最大値
  • 最小値
  • 数値の個数
  • 標本標準偏差
  • 標本分散
  • 分散
  • 標準
    データそのものを利用
  • 基準値との差分
    「基準フィールド(F)」、「基準アイテム(I)」で指定されたデータとの差を利用
  • 基準値に対する比率
    「基準フィールド(F)」、「基準アイテム(I)」で指定されたデータとの比率を利用
  • 基準値に対する比率の差
    「基準フィールド(F)」、「基準アイテム(I)」で指定されたデータとのを利用
  • 累計
  • 列方向の比率
    各データの横方向全体 100%としたときの各セルの占める比率
  • 行方向の比率
    各データの縦方向全体 100%としたときの各セルの占める比率
  • 全体に対する比率
    すべてのデータを 100%としたときの各セルの占める比率
  • 指数(インデックス)
    (「セルの値」×「総計」)÷(「行の総計」×「列の総計」)

ピボットグラフ

ピボットテーブル/ピボットグラフウィザードの最初の画面で作成するレポートの種類を 「ピボットグラフ(ピボットテーブル付き)(R)」とすると、ピボットテーブルとともに そのテーブル内容に基づくグラフが別シートとして作成される。

何も指定しない場合に作成されるグラフは積み上げ棒グラフであるが、グラフの種類を 変更することによって、希望する形式に変更することもできる。


10日目 表紙 12日目

tacha@tack.fukui-med.ac.jp
$Id: 11.html,v 1.2 2004/06/29 05:21:29 tacha Exp $