Lesson 4-4


   

簡単な統計計算

分析ツールの利用(1)

五教科成績のシートの数学のデータを分析ツールを用いて分析する。

  1. 五教科成績のシートから数学のデータを新しいシートにコピーする。

  2. リボンの「データ」タブの分析から「データ分析」を起動する。 表示されない場合は、「オフィスボタン」→「Excel のオプション」→「アドイン」とすすみ、 管理で「Excel アドイン」を選択し、設定ボタンをクリック、分析ツールにチェックを入れて、「OK」をクリックする。

  3. 基本統計量を選択し、入力範囲にコピーした数学のデータの範囲(項目を含む)を指定する。 「先頭行をラベルとして使用」にチェックをいれること。 出力オプションとしては、出力先に出力される票の左上に当たるセルを指定し、「統計情報」にチェックをいれる。

  4. 出力された統計量の表と、Lesson 4-1, Lesson 4-2で求めた統計量とを比較せよ。

分析ツールの結果に含まれる分散(標準偏差)は与えられたデータを標本と見なした際の 母集団の分散(標準偏差)の推計値であり、 データそのものの分散(標準偏差)ではないことに注意する。

得られた結果は「数値」であり、式ではないため元のデータを修正した場合はやり直す必要がある。

なお、演習室以外の端末で「ツール」メニューの中に「分析ツール」が無い場合は、 「ツール」→「アドイン」を選択し、表示されるメニューに含まれる 分析ツールにチェックをいれ OK を押すことで表示されるようになる。


次に、おなじ分析ツールに含まれるヒストグラム機能を試してみる。

データ区間(階級)については用意しなかった場合は、 階級幅をデータ数の平方根で割ったものが階級幅となるが、適切とは限らないので適宜階級データを用意した方がよい。

出力オプションの「パレート図」にはチェックをしないこと。 (チェックをいれると出力値の降順で並び替えられてしまう。)


   
$Id: L4-4.html,v 1.3 2009/12/07 02:19:12 tacha Exp $
u-aoyama at fpu.ac.jp & ogaito at fpu.ac.jp