英語と国語の成績分散に差があるかどうか(等分散であるか否か)を F検定を用いて確認せよ。
五教科成績のシートから英語と国語のデータを新しいシートにコピーする。
分析ツールの「F検定:2標本を使った分散の検定」を選択し、 データ欄に英語と国語の成績欄をそれぞれ指定する。
F-検定は、与えられた2グループが同一分散を持つか否かを判定するための検定である。
2グループの母集団の分散が同一分散を持つと仮定(帰無仮説)した場合に、得られた標本の分散の違いが ある一定の確率(1-α)(α:棄却率)内で起こり得るかどうかを判定する。
得られた表の下3行が検定結果である。 P(F<=f)片側が棄却率より大きければ2つのグループの分散には差が認められないという事になる。 上記の表では棄却率を 5%(0.05)として求めたので、2つのグループの分散には差が認められる(異なる)という結果である。 「F 境界値片側」欄に示される値は、棄却率となる分散比の値である。
分析ツールを用いずに F-検定を行う場合には、ftest
関数を用いる。
ftest
関数の結果は帰無仮説が棄却できる確率(P 両側)を示す。