作成されたレイアウトエリアを用いて、実際の集計作業を行ってみる。
着目する特定の項目や集計を行う項目は、「ピボットテーブルのフィールドリスト」に列挙されているものから選択する。 初期リストは、表の項目名である。このリストにあげられているものを「アイテム」と呼ぶ。 これらのアイテムを表の中の「〜アイテムをドラッグします」と表示されている各エリアにドラッグすることで集計表を作成する。
なお、すべてのエリアを使用する必要はない。 はじめに、「納品先」をここに行のフィールドをドラッグしますと書かれたエリアに、 「価格」をここにデータアイテムをドラッグしますと書かれたエリアにドラッグする。 すると、次のような集計表が作成される。
この集計表は、「価格」を納品先ごとにまとめたものとなっている。
次に、「分類」を列のフィールドにドラッグする。 ドラッグする場所については、次に示す表のマウスアイコンの形で判別する。
データフィールド | 行フィールド | 列フィールド | |||
ページフィールド | 外す場合 |
正しくドラッグできれば次のような集計表が得られるはずである。
同様の操作は、ピボットテーブルウィザードからも可能である。 レイアウトエリアで右クリックを行い、ピボットグラフウィザードを選ぶと、 作成時の最終画面と同じものが表示される。
ここで「レイアウト」をクリックするとレイアウト用の画面が表示される。 この画面を利用すると一見フィールドが無くなったように見える状態であっても、容易にアイテムをドラッグすることができる。
次に、数値の表示形式の変更を行ってみる。 右クリック後、「フィールドの設定」を選択し、「ピボットテーブルフィールド」ウィンドウの「表示形式」を用いて設定する。 なお、すでに学習したセルの書式設定等による設定では、フィールドやアイテムの出し入れで設定が無効となることに注意。
ここでは、3桁ごとの区切り記号を入れてみよ。
データの集計方法を変更してみる。 「フィールドの設定」の「集計の方法」で選択する。 「オプション」をクリックし、「計算の種類」を選ぶことで、さらに細かな集計方法を指定できる。
ここでは、合計ではなく、「全体に対する比率」を表示するように設定してみよ。
フィールド名の変更を行う。「合計/価格」を「売上高」に変更してみよ。
アイテム「分類」をページフィールドにドラッグし、▼をクリックして表示されるメニューを変更し、どのように集計表が変わるか観察せよ。
商品名や納品先の右に示される▼をクリックして表示されるチェックボックスのチェックの内容を変更し、どのように集計表が変わるか観察せよ。
ページフィールドで「オーディオ関連」に絞りこんだ状態で、11行目の、「8月2日にあわらに納品されたコンポ」の価格を80000に変更してみよ。 ピボットテーブルの表示はどうなったか? その後、ピボットテーブルのツールバーの「!」をクリックしてみよ。