作成されたレイアウトエリアを用いて、実際の集計作業を行ってみる。
着目する特定の項目や集計を行う項目は、「ピボットテーブルのフィールドリスト」に列挙されているものから選択する。 初期リストは、表の項目名である。このリストにあげられているものを「フィールド」と呼ぶ。 これらのフィールドをフィールドリスト下半分のボックスにドラッグすることで集計表を作成する。
なお、すべてのボックスを使用する必要はない。 はじめに、「納品先」をボックスに、 「価格」をボックスにドラッグする。 すると、次のような集計表が作成される。
この集計表は、「価格」を納品先ごとにまとめたものとなっている。
次に、「分類」をにドラッグする。 ドラッグする場所については、次に示す表のマウスアイコンの形で判別する。
正しくドラッグできれば次のような集計表が得られるはずである。
ピボットテーブルツールのオプションタブに含まれる「ピボットテーブル」に 含まれる「オプション」メニューを用いるとピボットテーブルに関するさまざまな 設定を行なうことが出来る。
この中の「表示」タブ内の「従来のピボットテーブルレイアウト」を使用するに チェックを入れると、Excel 2003までで利用できたピボットテーブル内での ドラッグによる操作が可能となる。
この操作においては、ドラッグ中のフィールドがどの部分に入るかは、次に示す表のマウスアイコンの形で判別する。
データフィールド | 行フィールド | 列フィールド | |||
ページフィールド | 外す場合 |
次に、数値の表示形式の変更を行ってみる。 右クリック後、「表示形式」を選択して設定する。 同じ画面は「値フィールドの設定」を選択し、「値フィールドの設定」ウィンドウの「表示形式」からも利用可能である。 「セルの書式設定」は、一つのセルに対してのみ有効であることに注意する。 また、これらの設定は、フィールドやアイテムの出し入れで設定が無効になることにも注意。
ここでは、3桁ごとの区切り記号を入れてみよ。
データの集計方法を変更してみる。 「値フィールドの設定」の「集計の方法」で選択する。 「計算の種類」タブでは、さらに細かな集計方法を指定できる。 また、右クリックで表示される「データの集計方法」からも利用できる。
ここでは、合計ではなく、「全体に対する比率」を表示するように設定してみよ。
フィールド名の変更を行う。「合計/価格」を「売上高」に変更してみよ。
アイテム「分類」を「レポートフィルタ」ボックスにドラッグし、▼をクリックして表示されるメニューを変更し、どのように集計表が変わるか観察せよ。
商品名や納品先の右に示される▼をクリックして表示されるチェックボックスのチェックの内容を変更し、どのように集計表が変わるか観察せよ。
ページフィールドで「生活家電」に絞りこんだ状態で坂井市の掃除機の金額(84,519)を確認した後、 元のシートの19行目の「8月8日に坂井に納品された掃除機」の価格を25000に変更してみよ。 ピボットテーブルの表示はどうなったか? その後、ピボットテーブルツール→「オプション」タブの「更新」アイコンをクリックしてみよ。